「痴女」という言葉を聞くと、多くの人は性的に積極的な女性を思い浮かべるだろう。
しかし、そのイメージは時代によって大きく変化している。
昭和の痴女は、いわば「手に入らない女」だった。
当時の女性には慎み深さが求められ、欲望を表に出すことは歓迎されなかった。だからこそ、自ら男を誘惑するような女性は「魔性の女」「悪女」「あばずれ」と呼ばれた。男性たちはそんな女性を恐れながらも憧れた。昭和の痴女とは、現実にはいてほしくないのに、心のどこかで求めてしまう存在だったのである。
平成になると空気が変わる。
ギャルやコギャル、小悪魔系女子といった文化が登場し、女性は自ら魅力を発信するようになった。もはや男性に選ばれるだけの存在ではない。一緒に遊び、一緒に楽しむ相手として恋愛が語られるようになる。平成の痴女とは「一緒に遊べる女」だったのかもしれない。
そして令和。セックスポジティブな時代に突入
女性が性欲を持つこと自体が特別ではなくなりつつある。性を語ることも、自分の価値観を表現することも、以前ほど珍しくない。そこにあるのは「誘惑する女」ではなく、自分の意思で人生や恋愛を選ぶ一人の人間だ。
そう考えると、痴女という言葉の歴史は、女性の性の解放の歴史でもある。
昭和は「手に入らない女」。
平成は「一緒に遊べる女」。
令和は「対等なパートナー」。
時代が進むほど、男性の幻想の中の存在だった女性は、一人の主体的な人間へと近づいていったのかもしれない。
あなたはどの時代の女性像に惹かれるだろうか?
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